差別・人権侵害とイエスに従う生き方

昨年の秋頃から私に対して起きている差別/排除/拒否と無理解などについて、少しまとめてみたい。

1.日本基督教団奥羽教区の岩手地区で報告書としてまとめられた、花巻市の超教派の牧師会による排除事件。
2.その排除事件の報告の際、質疑応答の時間に起きた30代男性異性愛者牧師による差別発言。
3.私のこのブログをチェックして、陰で何か私に対する悪い印象を作り出したり噂をするような人たちの行動。


性的少数者としてカミングアウトして生きるということは、常に、一生、こういう差別、排除、拒否、無理解、無関心、そして裏でコソコソ悪口を言われるなどという事柄を引き受けて生きることなのだなぁと改めて実感している今日このごろ。

1の排除事件に関しては、教会が文書を出してくれたこと、岩手地区が公の報告書を出してくれたことがまず一つの落とし所となって、よかったと思う。
2の差別発言に関しては、まだ起きたばかりのことなのでどのように対処したらいいのか、検討しなければならないと思う。
3の陰でコソコソ何かする人たちに関しては、もう、無視するしか仕方ないのだけれど、そういう言葉というのは結局私の耳にも届くなので、すごく気持ちがわるい。私本人に対して面と向かって言うほどの自信がないのでしょう。そういう人たちが牧師だっていうのが本当に残念なことだ。


人権問題に疎い、感覚的に全くわかっていない牧師が多すぎる。
イエスさまは「人権問題」弱い立場にある人々が虐げられている状態に積極的に関わっていった。いつも、社会で辛い思いをしている女性、病気の人、疎外されている人のところへ出かけて行って、癒やし、励まし、教えた。

日本の教会の牧師は、聖書を勉強しているのにそのことがわからないのか?

いったい聖書の何を勉強しているのだろうか?

日本の神学業界が好んで用いる神学文献のみを参考にして試験の正しい答えを書ければ牧師になれるシステムの弊害だろう。

差別や人権侵害の出来事に遭遇して、本当にしんどくなったりしない・怒りが起きない人は、自分自身が差別される側ではない人たちだ。そして、無関心で人権問題を学ぶことに対して怠惰である。このような人たちは差別される側の人を「かわいそうな赤の他人」とみなすがゆえに、上から目線の言動を行う。あるいは我関せずと意見を表明しないことを選ぶ。

差別や人権侵害の出来事に遭遇して、辛い思いになったりしんどくなったりするのは、自分自身が差別される側か、あるいは差別される側の人の気持ちを想像できる人たちだ。

差別や人権侵害の出来事に遭遇して、怒りが起きて何か行動しようと目指す人は、自分自身が差別される側か、あるいは差別される側の人と共に生きようと願う人たちだ。

私たちは、キリスト教の教会に集まっているのだとしたらどのような立場で生きることを目指すだろうか?


差別や人権侵害の出来事に対して、どう対応していくのか、具体的に方法を考えていかなければならないと思う。その際に思い出したのが、TEDのビデオとGene Sharpという人の本。この本は、非暴力で独裁政治に立ち向かっていくための方法が書かれている。日本語だと、『独裁体制から民主主義へ―権力に対抗するための教科書』ちくま学芸文庫)となっている。アマゾンで邦訳を注文してみた。

 




TEDのビデオは、シーラ・エルワージー:「非暴力で戦う方法」というもの。日本語の字幕と字幕の書き起こしもあるのでぜひ色んな人に見てほしい。


https://www.ted.com/talks/scilla_elworthy_fighting_with_non_violence/transcript?language=ja






私は、方法として、ひとつは差別と人権侵害の出来事を隠さないことがまず一番大事だと思う。特に性的少数者(LGBT:レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)への差別に関しては、なぜか差別的言動を行う人たちの方に配慮して事柄を公にしないようにする人が多い。


もうひとつは、きっと言ってもわからないという諦めを選ばないことだ。どんなに小さな差別や人権侵害に関しても、丁寧に立ち向かう。言葉と行動で表明する。そうしていかないと、いつまで経っても相手は一生わからないし、差別される側は一生耐え続ける選択肢しかない。

これは、なにもLGBTへの差別だけじゃなくて学校でのいじめや他の人権侵害においても言えることだろう。

非暴力というやり方で立ち向かうたくさんの方法があることをしっかり学んで、実践していくこと。教会が公式の文書や報告書を出すというのもインパクトのある大事な方法の一つ。
それに、一つの道筋だけで対抗していくのではなくてあらゆる方向から包み込むように行動していくことも大事だと思う。

差別する人間が、どのようなタイミングでどのような場面で気づいてくれるのか私たちにはわからないから、色んな人が、色んな方向から教えてあげるのがいいのではないか


本が届いたら具体的に方法を模索していこうと思う。

一人ではできない。同じ地域にいる仲間、地域外から応援してくれる人たちの力が必要だ。

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